クアトロラガッツィ
大著、平易な文体で書かれているがその緻密さに拙い読書力がなかなか追い付かない、がそのストーリー性、史実のダイナミックな迫力についページをめくらずにはいられない面白さがあった。ちなみに既存のキリシタン物にありがちな殉教の悲劇をうたったものではない、そこから千々岩ミゲルに対する新しい評価(旧来は時流に沿ってあっけなく棄教してしまったいわば凡人)がなされているのが個人的には新鮮であり目から鱗だった。

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