グスコーブドリの伝記
2008年1月20日 アニメ・マンガ
時々宮澤賢治の世界に足を踏み入れたくなることがある。だがけっしてそこにある彼の散りばめた色とりどりの心の結晶体に手を触れることはできない。ただその美しさにため息をもらすだけ。自分は彼とは対極にいるのだから。
最近クラシックのコンサートに増えた若い観客の人たちをそう呼ぶのだそうである。最初はのだめブームで新たにクラシックを聴きに来るようになったからかと思ったが、どうやらその人たちをのだめのごとき問題児として捉えてのことらしい。要するにそのマナーの悪さに中高年の観客を次々に「キレ客」にしてしまうのだそうである。トラブル多発に困った主催者が命名したらしいが、なにはともあれ、これでのだめの名が日本のクラシック史に刻まれることは確実であろう。のだめ恐るべし。
「サザエさん」の長編のストーリーを考えてみる…夏休み。マスオとサザエはタラオとカツオ・ワカメを連れてマスオの実家へ(マスオの実家は大阪だが海辺の街に転居した、この時カツオは波平から祖父の遺品の腕時計を貸し与えられる、が古臭くて嫌々携帯する)。姑の前でブリッコして失敗を重ねるサザエ(薪風呂を炊こうとして煤まみれになるなど3本です)。その後仕事の都合でマスオとサザエは先に帰ることに。鬼?の居ぬ間にビーチで遊びまくるカツオとワカメは地元の子達と仲良しになる(カツオはライフセーバーのおねえさんにワカメはその弟の魚博士に淡い恋をする)。放っておかれたタラオに海から亀が迎えに来て姿を消す。それに気づいて慌てる二人だが、タラオを探しいわくある洞窟に迷いこむ(フグタの姑から行ってはいけないと言われていた、この時腕時計が止まりボロだからとクサすカツオ)。さまざまな苦難(九尾の狐のトンチクイズにカツオ答えられずワカメが救うなど3本です)に逢うも、洞窟を抜けるとそこは竜宮城でタラオと再会。実は行方不明になっている乙姫(サザエに瓜二つ)の子供がタラオに瓜二つで、間違えて家来の亀に連れて来られたのであった。歓待される三人だがやがて別れの時が来る。が悲しみからなかなかタラオを離そうとしない乙姫(サザエとは反対に上品)。そこに海ノ藻屑(磯野家のご先祖様、波平に瓜二つ)の霊が現れ、乙姫の子供を連れて来る(親戚の海竜王の子、イクラに瓜二つ、に会いに行き、まぬけな亀が道を間違えて迷子になっていた)。無事に帰ることができた三人(いつの間にか動き出した腕時計をまたクサすカツオ、実は時間はこの間止まっていた、ゆえにまわりの人たちは何も気づかない)。磯野家に戻ってこの話をワカメが止めるのも聞かず(乙姫から話さないように言われていた)自慢げにするカツオだが、ホラ話とみんなで大笑い(ふてくされたカツオは腕時計を放り出す)。しかしその夜仏壇に手を合わせる波平とフネ(腕時計が供えられている)。そして夏休みも終わり磯野家ではサザエの声が響く「カツオ起きなさい遅刻するわよ!」大団円…タラオ竜宮城にゆくの巻、一巻の終わり。エンドロール後ジャンケンあり。