27年ぶりに
ヨシムラが優勝!ポディウムの真ん中にPOPの遺影が孫である加藤監督によって掲げられたのは感慨深かった。彼のご両親もPOPの元で活躍されていたが残念ながら早逝されている。初めての監督で四半世紀ぶりの優勝という結果には3世代にわたる執念の力を感じざるを得ない。またひとつドラマが生まれた。
motoGPアメリカGP
ストーナーがポールトゥウィン。ヘイデンとホプキンズをハジキとばすおまけつき。さらにブリヂストン勢がポディウムを独占したためロッシとのポイント差を広げた。ミシュランの危機的とも言える不振は早くも始まった移籍に大きな影響を与えることは間違いないだろう。
motoGPドイツGP
なんとロッシが序盤で自爆リタイア、そしてストーナーもズルズル後退し5位という波乱、でペドロサ、カピ、ヘイデンがポディウムへ、ようやくホンダワークスが結果を残した。この調子で後半戦をかきまわしてほしいものである。
motoGPオランダGP
ダッチウェザーが微笑みドライのアッセンTTはロッシがストーナーを下した。チェッカー後にストーナーがどうやらガス欠に、燃費が今後の争いに影響を与える予感、またようやくヘイデンが復調、凄まじいスタートダッシュ(技術的なマジックがあるらしい)やトップレベルのラップタイムに今後への期待が高まった。これで前半戦が終了、昨年と同様にロッシが追うという展開にやはり目が離せない。
motoGPイギリスGP
ストーナー優勝。ロッシは4位でさらにポイントが離れてしまった。ウェットレースになるとブリヂストン勢が圧倒的に有利という構図が固まってしまった。となると次戦もストーナーがリードする可能性が高い。「ストーナーに負けたんじゃなくてブリヂストンに負けたんだ」byディアボロ・ロッシという台詞が聞こえるような。で次戦のヤマハワークスはスペシャルカラーらしい。勝てればカッコいいのだが。
キャンペーンガール
最近は国ごとに観られてある意味レース人気のバロメーターになっている。以前は日本でしか観られなかったので輸出された日本の文化と言えるかも。がカメラ小僧もいるかは定かではない。
motoGPカタルーニャGP
ケニーsr.いわく凄いレースだったらしい。ストーナー優勝、ロッシ2位とのこと。観たかった…。
motoGPイタリアGP
雨の予選から一転、快晴のもとスタート。序盤はドゥカがワンツーで先行するがカピが脱落しストーナーも後退。そして出遅れたロッシがトップに立ちペドロサが追走。終盤じりじりとギャップを広げたロッシが優勝。4位のストーナーとのポイント差をしっかりと詰めた。恒例のパフォーマンスは?たぶんキャンセル。チェッカーの前に観客がコースに乱入してしまったのである。
motoGPフランスGP
天候が次第に悪化する中、グリッドでウェット宣言。スタート直後からぽつぽつ来た雨が少しづつ強まる。そんな序盤飛び出したのはドピュニエとギュントーリ。スリックでトップを争い地の理を見せる。しかし雨はさらに強まり、スリックの限界を越えたところで両者クラッシュ。ここでTカーに続々乗り換え。その結果、バーミューレンが飛び出しメランドリが追うことに。メランドリが必死に食い下がるも、終盤突き放してバーミューレンがチェッカー。初優勝、そしてスズキに久々の優勝をもたらした。チャンピオンシップはストーナー3位、ロッシ6位でストーナーがリードを広げた。この時期のヨーロッパらしい変わりやすい天候により荒れたレースとなったが、その中でブリヂストンレインのワイドレンジな性能を再認識させられた。コンチネンタルの太陽はまだロッシに微笑まない。
SBKモンツァ
芳賀選手がダブルウィン、ランキングも2位へ。でこれ。イタリア人にウケたのかは定かではない。
JSB第3戦筑波
序盤、赤旗が2度出される荒れた展開の中、集中力を保った柳川選手がチギって優勝。注目のノリックは3度のホールショット!を奪うも3位。柳川や2位の秋吉に比べてストレートが伸びなかった。特徴的だったのは最終のライン取りで誰よりもコンパクトに回っていた。立ち上がりに有利なその走り方にはさらなるエンジンパワーが必要に思う。プロダクションでどこまで開発できるか疑問だが、期待したい。
motoGP中国GP
漢字をモチーフにしたレイアウト。それゆえ2本の長いストレートを持つ。特異な印象があるが、良い意味で昔ながらのレースが観られた。ストーナーが連勝。やはりドゥカのストレートでの速さは圧倒的である。ロッシは2位。がその走りはすばらしかった。コーナリングの速さ、ツッコミの深さ、マシンの劣勢を腕と闘志で乗り越えようとする姿に最後まで引き付けられた。それは終盤限界を越えてミスをした後も、さらなる逆転を期待させるものであった。次戦からはいよいよコンチネンタルサーカス。昨シーズンとは異なる構図だが今年も面白くなりそうである。
motoGPトルコGP
久々のジャックアタックにより、コーリン、ペドロサ、バーミューレンがクラッシュ。波乱の幕開け。結果、ストーナーがちぎり優勝。再びランキングトップに。カピ3位、バロス4位とドゥカの優位性が目立った。ポールのロッシは後半ズルズル後退しなんと9位。途中シケインの切り返しなどで切れのある走りを見せていたが突如ペースダウン。トラクションコントロールのトラブルに見えたが、ミシュラン勢の大敗もあり懸念されていたタイヤパフォーマンスの劣性が原因かもしれない。シーズン途中でのタイヤサポートの変更は極稀ゆえ、現状ドゥカの優位性はいなめない。
motoGPスペインGP
予選2位のロッシが序盤からトップに立ちそのままチギって優勝。久々の優勝パフォーマンスに笑わせられた。今戦ではエドワーズも3位に入りヤマハワークスがライダーとの親和性のよさを見せたが、他のワークスは前戦に引き続きライダーごとの好不調が著しい。今年は史上最多の全18戦ということもありまだまだこの先予測がつかないが、パワーで優位なドゥカを除いた他のメーカーは正直なところ前半戦は既に厳しいように感じる。
motoGPカタールGP
いよいよ開幕。初戦を優勝で飾ったのはドゥカのストーナー。初優勝。ロッシはポールを取るも2位。予選のデータからおおよそ予測はできた。ドゥカの方が最高速が20km近く速い。メインストレートで差は歴然であった。そのパワーでレースディスタンスを走りきる燃費を確保しているのだからデスモドロミックおそるべしである。ホンダ・ヤマハがスプリング、スズキ・カワサキ・イルモアがエアマチックだと思われるが、前者はともかく後者をも古典的とも言えるバルブ機構が上回るのだからすごい。
今年のカラーリング2
ヤマハワークス。メインスポンサーはフィアット。知らない人が見たら日本のバイクとは思わないだろう。しかし興味深い。例えるならドゥカティにトヨタとでっかく書かれているようなもの。それもこれもロッシの存在ゆえであろう。フィアットはフェラーリの親会社。やはりフェラーリはロッシがほしいのだろう。
SBKカタール
ビアッヂが転向初戦にしてヒート1優勝。ヒート2も2位に入りランキングトップ。思い出すに500にステップアップした初戦でも優勝していた。しかし今回は1年浪人しての復帰であることを考えると、ある意味すごいことだと思う。今年チャンピオンを取ったらGP復帰もありえるのではないだろうか。注目していきたい。
ノリック
こと阿部典史選手が13年ぶりに全日本に復帰するとのこと。GPが4st化され加えてヤマハの低迷期という不運もあり日本人初の世界チャンプの夢は果たせなかったのは残念であり、誰よりも本人が悔しく思っているだろう。それでも引退ではなく走り続けようとする姿勢にエールを送りたい。久しぶりに今年は全日本を観戦したいと思う。
ポールはロッシ。ヘイデンは5番手。ドゥカが2番手3番手。4番手が中野。ロッシ、いつもの儀式でピットアウト。気温32度。観客13万人。いよいよスタート。
スーパーアグリで鈴鹿に凱旋。今季最高位で完走。めでたい。しかし正直に言うなら彼はレーサー人生の貴重な1年を無駄にしたと思う。彼は唯一日本人として勝てるパフォーマンスを持っている。なのに絶対に勝てないチームで時間を浪費するのは理解できない。ホンダと決別してでも勝てる可能性のあるチームに行くべきだと思う。

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